建築材料(木材)

建築材料(木材)の業界分類
建築材料(木材)の業界定義
木材の製造、加工、販売を行う。

建築材料(木材)の業界概要

木質繊維板、合板の代替で使用
木材供給は国産材(丸太、林地残材、工場残材)と輸入材(丸太、製材、合単板、チップ、パルプなど)に分かれ、様々な木材加工品が生産される。広義の木材の製造、加工、販売の業界とはこの役割を担う企業を指す。
木材工業には製材業や合板製造業、集成材工業、単板積層材製造業、プレカット業、木質ボード製造業などがある。木質ボードにはパーティクルボードと繊維板(ファイバーボード)がある。パーティクルボードは木材を小片(チップ)にして接着剤を塗布、熱圧成型した木材製品。繊維板は日本工業規格で比重によりハードボード(硬質)、MDF(中質)、インシュレーションボード(軟質)に分類される。MDFはフロアやシステムキッチン壁、建物の耐久壁などに使われる。インシュレーションボードは吸音性や吸放湿性などに優れ、畳や押し入れの内装などに多用される。木質ボードを基材に表面を化粧シートで貼る化粧ボードなどの二次・三次加工品もある。(2022/05/06調査)
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建築材料(木材)の市場動向

国産合板、流通価格が最高値更新
農林水産省の木材統計によると、2020年の素材供給量は前年比10.6%減の2355万立方メートルで、うち国産材は9.1%減の1988万立方メートル、輸入材は17.8%減の367万立方メートル。製材品出荷量は9.6%減、普通合板生産量は10.1%減、特殊合板生産量は13.2%減。国産材は安定供給と生産技術開発で供給比率が84%に高まった。集成材の生産量は9.4%減の174万立方メートルで、09年の125万立方メートルから増加してきたが、住宅着工の減少で伸びが止まった。集成材は建築用材として強度が安定しており、プレカット材(木造軸組み住宅などの現場で建築しやすいように部材同士の接合部をあらかじめ一定の形状に加工したもの)の普及を背景に住宅の柱、梁、床材、壁材へと利用が広がる。
国産針葉樹合板の流通価格が22年4月中旬に前月比で6%上昇し、昨年11月以降、最高値を更新し続けている。米国の住宅バブルで木材の価格高騰が続く中、ウクライナへ侵攻したロシアが3月に対ロ制裁の報復として日本への合板材の輸出を禁止。値上がりに拍車がかかった。輸入合板の価格も上昇している。(2022/05/06調査)

建築材料(木材)の競合状況

王子HD、製材事業に再参入
国産木質ボードメーカーの多くが日本繊維板工業会の加盟企業。会員会社の中には複数の木質ボード商品を生産している企業(大建工業、新秋木工業、ノダ)や、生産拠点を海外に求め輸入木質ボードを取り扱う企業も含まれる。MDF(中質繊維板)の国内メーカーはホクシン、ノダ、エヌ・アンド・イー、セイホクの4社ある。
大建工業と住友林業にはMDFの国内工場がなく、海外にMDF生産拠点を置く。大建工業はマレーシアの生産子会社でMDFの新材開発に注力する。2018年にMDF事業を手掛けるニュージーランドのドンファ・ニュージーランドを買収した。19年4月にはカナダのCIPA Lumberと米国のPACIFIC WOODTECHを買収。人口拡大が続く北米市場で成長を狙う。大建工業は輸入合板の価格上昇を受け、国産木材による代替材の生産を検討しているが、北海道旭川市で計画していた木質ボード工場の建設を延期した。建屋などに使う鋼材が急騰し、総事業費が当初の2倍近くに膨らむため。(2022/05/06調査)
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建築材料(木材)に関連するビジネステーマ

木材価格高騰・ウッドショック(2020)
世界的な住宅人気や物流停滞を背景に木材が不足、2020年ごろより木材価格高騰につながった「ウッドショック」に関するニューストピックス