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即席麺

即席麺の業界分類
即席麺の業界定義
インスタントラーメン、焼きそば、うどん等、即席麺を製造する。

即席麺の業界概要

20年度即席麺生産量は59億食
1958年に日清食品が発売した「チキンラーメン」が最初の即席麺で即席ラーメンとも呼ばれた。当初の袋麺に加えてカップ麺も登場し、市場が急速に拡大。世界の食文化に大きな影響を及ぼした。コンビニエンスストアが主な販路のカップ麺で新商品の発売が多い。商品の大半は食品卸を通じ、スーパーやコンビニに供給される。各社は新商品をほぼ毎週のように発売し、国内工場で生産している。
日本即席食品工業協会が調べた即席麺の2020年度の国内生産量は前年度比4.5%増の59億7523万食で、過去最高となった。内訳はカップ麺が1.1%減の39億5613万食、袋麺は17.7%増の20億1909万食。新型コロナウイルスの流行で家庭内消費が広がり、袋麺の需要が大きく伸びた。外出機会が減った影響でカップ麺の需要は前年度をわずかに下回った。(2021/08/20調査)

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即席麺の市場動向

20年に入り即席麺の需要急増
即席麺の国内需要(生産量)は2018年度まで3年連続で前年度を上回り堅調に推移してきたが、19年度には頭打ち感が出た。しかし、20年2月ごろから、新型コロナウイルスの感染拡大を背景にした外出自粛で内食需要が高まり、即席麺の需要が急速に拡大。20年度の需要は前年度比4.5%増の59億7523万食と、過去最高となった(日本即席食品工業協会)。コロナ禍の巣ごもり消費によって家庭で調理する機会が増え、特に袋麺(17.7%増)が好調だった。総務省の家計調査でも、20年の1世帯(2人以上)あたりの年間支出金額は即席麺が前年比21.1%増の2231円、カップ麺が11.1%増の5250円と大幅に伸びた。
富士経済(東京・中央)は、20年の袋麺の市場規模を前年比9.4%増の1275億円と見込み、21年は特需の反動で1.2%減の1260億円になると予測する。(2021/08/20調査)

即席麺の競合状況

エースコック、ミャンマーで事業一時休止
日清食品ホールディングスは2020年3月期に国内で「カップヌードル」ブランドの年間売上高が初めて1千億円を超えた。21年4~6月期決算は前年同期比9.9%の増収。国内即席麺事業は3.0%減で、傘下の日清食品は3.1%減、明星食品は2.6%減。海外事業は12.6%増で、米州が14%増、中国が6.4%増と伸びた。日清食品は小林製薬と、「カップヌードル」の余ったスープを固めて燃えるゴミとして廃棄できるパウダーを共同開発した。アウトドアや職場などで余った汁を処理する場所に困った場合でも、パウダーを混ぜるだけで残り汁を固めて容器と一緒に捨てられる。また、「カップヌードル」の蓋を留めるシールを廃止する。プラスチック使用量を削減するのが目的で、シールがなくても蓋を閉じられるように、折り曲げる蓋の端の部分を2カ所に増やす。21年6月から新容器に切り替えた。
日清食品は即席麺を生産する関西工場(滋賀県栗東市)を18年に稼働した。日産400万食の生産能力で、ロボット技術や人工知能(AI)を活用し無人化・省力化を進める。中国子会社を香港取引所に上場し、独立性を高めて高価格帯商品で攻勢に出る。袋麺が主流の中国市場では積極的にカップ麺を売り込む。海外では米国やインドを中心に外国の消費者が好む海鮮味の「シーフードカップヌードル」を前面に出す。カップ麺の販売競争が激しい米国では高単価商品を投入。インドでは生産能力を増強する計画。旺盛な需要を背景にインド事業は21年度の黒字化にめどをつけた。食が体に与える影響を科学的に分析し、栄養素と健康状態の関係を解析する技術を開発するため、AI開発のPreferred Networks(東京・千代田)と共同研究を始める。(2021/08/20調査)

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各約20ページ。2021年2月10日現在、241業界のレポートを提供しています。
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