電子受動部品(コンデンサー・コイル)

電子受動部品(コンデンサー・コイル)の業界分類
電子受動部品(コンデンサー・コイル)の業界定義
抵抗器、コンデンサー、トランス等の電子受動部品(水晶デバイスを含む)、及びリードフレーム、セラミックパッケージ等の半導体パッケージとその関連製品を製造する。

電子受動部品(コンデンサー・コイル)の業界概要

電気蓄積・整流機能、軽量かつ高精度で実現
コンデンサーやインダクター(コイル)は電気信号の入力を受けて電気を蓄積したり、整えたりするため「受動部品」と呼ばれる。コンデンサーは電気の蓄電や直流電流を遮断したり、雑音を除去したりする機能を担う。インダクター(コイル)はコアの持つ磁力を使って、基板上に供給された電気を整えたり、電圧を変換したりする役割を持つ。交流を直流に変換するAC―DCコンバーター、直流の電圧を変換するDC―DCコンバーターの重要部品でもある。水晶デバイスは水晶結晶に機械的圧力や電圧をかけて、表面に電気を発生させる部品。セラミックデバイスより軽量で精度が高いため、いろいろな機器に不可欠な部品となっている。
電子情報技術産業協会(JEITA)の電子部品グローバル出荷統計によると、2021年度の日本メーカーの受動部品の世界出荷額は前年度比22%増の2兆702億円、そのうちインダクター(コイル)は同16%増の3109億円、コンデンサーは同23%増の1兆5210億円だった。(2022/08/04調査)
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電子受動部品(コンデンサー・コイル)の市場動向

EVや運転自動化で需要拡大、設備投資も増加
電子部品のなかで急成長しているのが、セラミックを誘電材料とした積層セラミックコンデンサー(MLCC)だ。MLCCはコンデンサーのうちの8割を占め、自動車1台に6千~1万個、スマホ1台に600~1000個ほど使われる。
MLCCの目下のテーマは小型化と大容量化だ。現在は「0603」(0.6ミリ×0.3ミリ)が主流だが、「0402」(0.4ミリ×0.2ミリ)と呼ぶ最先端品を採用するスマートフォン(スマホ)メーカーが増えている。20年以降普及が本格化している次世代通信規格「5G」通信の基地局向けに、MLCCの需要はさらに伸びている。一方、大容量化では、太陽誘電が18年5月、MLCCとして業界最大となる1000マイクロファラッドの静電容量製品を開発、量産している。MLCCの大容量化により電解コンデンサーから市場を奪いたい考えだ。(2022/08/04調査)

電子受動部品(コンデンサー・コイル)の競合状況

電子部品7社全て増益
電子部品大手7社(村田製作所、太陽誘電、日本電産、TDK、京セラ、ローム、アルプスアルパイン)の22年3月期の純利益は、全社が前の期実績を上回った。EV、高速通信規格「5G」向けが好調だった。
MLCCで世界シェア約4割を占めて首位の村田製作所は、MLCCの基幹材料のチタン酸バリウムを内製しているのが強み。インダクター(コイル)なども競争力が高い。16年10月、指月電機製作所との共同出資で、村田指月FCソリューションズ(秋田県羽後町)を設立。同社は電気自動車(EV)の搭載システムに使う高性能フィルムコンデンサーを開発・製造する。(2022/08/04調査)
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