金属表面加工

金属表面加工の業界分類
金属表面加工の業界定義
各種金属のメッキ処理、熱処理、研磨処理等、表面加工処理を行う。
ビジネステーマ
異種材料接合技術

金属表面加工の業界概要

ドライコーティングが市場拡大 19年の表面処理鋼材業出荷額は2014億円(工業統計)
金属への表面加工には電気メッキ、真空メッキ、無電解メッキ(化学薬品の還元作用で金属を析出、還元される金属そのものが触媒として働く)、溶融メッキ(通称”どぶ浸け”メッキ)といった伝統的なメッキのほか、ドライコーティング、研磨などがある。自動車、エレクトロニクス、精密機械、土木・建築分野など極めて幅広い産業を顧客に抱える。これらの加工を専門に手掛ける事業者が多数いる一方で、自動車部品メーカー等がこれらの加工工程を内製化しているケースもある。
專業メーカーの多くは委託加工で収益を上げているが、事業者の経営規模が比較的小さいことから、主要ユーザーの1つである自動車産業のグローバル展開に対応した海外拠点の整備等にまで視野を広げたケースは未だ少ない。(2022/04/25調査)
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金属表面加工の市場動向

原燃料価格急騰に悲鳴 協会がユーザーに値上げ容認要請
防錆メッキは機械部品や橋梁等の構造材料に処理するもので、簡便性やコストの安さから亜鉛メッキが主に使われている。亜鉛メッキは後工程に環境負荷物質として世界的に規制が強化されつつある六価クロムによるクロメート処理が施されてきたが、最近では環境負荷問題の生じない三価クロムへの転換が進んでいる。機能メッキは耐摩擦性の付与を目的に硬質クロムメッキや導電性付与のための銅メッキが主体だったが、最近では皮膜の多機能化が進んでいる。ドライコーティングは、主に金属原子を発生させる方法の違いにより、CVD(化学的気相成膜法)、PVD(物理的気相成膜法)に区別され、さらにPVDの中にスパッタリング法とイオンプレーティング法がある。CVDは約800度Cと極めて高温でセラミックス膜と基材との間に強固な密着層を形成するため、剥離しにくく密着性に優れた良質なセラミックス膜を得られる。しかし、基材として超硬合金などの一部の耐熱性が高いものに限られ、工具や部品などに多く用いられる熱処理された合金鋼には使えない。市場規模も全体の1割程度を占めるにすぎないが、複雑な形状への対応が容易といったメリットもあり、金型部品を中心に根強い需要を確保している。一方、スパッタリングは200度C以下で膜を形成でき、プラスチックまで含め多くの種類の基材に成膜できるが、密着性に乏しいという難点がある。イオンプレーティングは基材の材質に応じた温度コントロールを行って基材の熱劣化を防ぎ、セラミック膜と基材との間に強固な密着層を形成できる。
日本溶融亜鉛鍍金協会によると、21年の溶融亜鉛メッキ生産量は2.7%減の103万2000トン。内訳は鋼管が17.5%増の2万トン、構造物が3.1%減の101万2000トン。用途別では建築材が1.6%減、道路5.7%減、電力・通信4.6%減、仮設機材2.3%増など。同協会は22年3月、主要ユーザーに対して値上げを容認するよう異例の要請をした。溶融亜鉛メッキは19年10月から21年7月まで22カ月にわたり生産量が前年実績を下回る低空飛行を続けた後、21年夏からようやく回復軌道に乗ると見られていたが、世界的な脱炭素化の動きが原燃料価格高騰の発火点となり、ロシアのウクライナ侵攻がこれに追い打ちをかけている。中小企業の多い亜鉛メッキ業界も急激なコスト負担増に悲鳴を上げ始めた。 (2022/04/25調査)

金属表面加工の競合状況

ネツレンの今期予想は増収増益
電気メッキではJX金属プレシジョンテクノロジーがある。同社は親会社のJX日鉱日石金属の主導で素材・プレス・メッキの一貫供給体制を強化するため、13年1月に三友電子工業が鈴木製作所(栃木県那須塩原市)、JX金属プレシジョンテクノロジーを吸収合併し、社名をJX金属プレシジョンテクノロジーに変更した。生産部門を統合、精密加工事業の営業は親会社で行う。その他、電気メッキ・無電解メッキ両方を手掛けるアイシン精機の関係会社、愛知技研(刈谷市)や太洋工作所(大阪市)などがある。熱処理業界では、メーカーの熱処理外注化による受注獲得機会の拡大が予想されている。
オーネックスは、3月に金属熱処理加工を担ってきた長野工場(上田市)を閉鎖、厚木工場、東松山工場など他工場に生産を移管する。新型コロナ禍による自動車部品関連をはじめとする受注減が長野工場で特に大きな損失を与えていた。21年6月期は金属熱処理加工事業の売上高が3.2%減の45億1500万円、1億5300万円の営業損失(前の期は2100万円の損失)と減収減益だった。主力ユーザーの産業工作機械業界や自動車部品関連業界からの受注が低調だった。22年6月期は増収増益を見込む。(2022/04/25調査)

金属表面加工の関連企業

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