段ボール・板紙

段ボール・板紙の業界分類
段ボール・板紙の業界定義
段ボール及びその素材となる板紙を製造する。

段ボール・板紙の業界概要

19年の板紙出荷額は8807億円(工業統計)
板紙は大きく分けて、段ボール箱に使う段ボール原紙と、お菓子や化粧品など紙箱に使う白板紙がある。段ボール原紙は、箱の裏表を構成する「ライナー」とライナーの間に挟み込む「中芯」に分かれる。製紙会社は段ボール原紙を製造し、ライナーと中芯を使って段ボールシートをつくってから、これを折り合わせるなどして段ボール箱をつくる。川上の製紙工程は大きな設備投資ができる資本の大きい企業が多く、川下の段ボール箱製造にいくほど小さな地場メーカーが多い。
段ボール原紙をつくる王子マテリア、段ボール箱をつくる王子コンテナー(同、王子チヨダコンテナーから)を傘下に抱えている王子ホールディングス(HD)や、1999年にセッツを傘下に収めて段ボール・板紙に特化したレンゴー、12年10月に傘下の日本大昭和板紙を吸収合併した日本製紙など大手は、原紙から段ボール箱まですべての工程を手掛けている。こうした大型再編が最近一服していた背景には、比較的国内需要が堅調で需給環境に余裕があった点がある。(2022/09/24調査)
業界レポートを購入することで、より幅広い情報を収集できます
業界をイチから知るなら

日経業界分析レポート

業界概要、バリューチェーン、市場規模、業界トレンド、業界地図、競合環境 などを収録
日本経済新聞社・2021年11月4日更新・PDF 24P
最近の動きをまとめて知るなら

日経NEEDS業界解説レポート

業界推移、市場動向、主な業界統計、企業活動情報 などを収録
日本経済新聞社・2022年9月30日更新・PDF

段ボール・板紙の市場動向

22年上期内需は堅調、行動制限緩和など追い風
全国段ボール工業組合連合会は22年の段ボールシートの生産量を前年比1.7%増と見通す。需要の4割を占める加工食品向けが底堅い内食需要に支えられるのに加えて、自販機向け飲料や業務用食品の回復が見込める。ECも好調を維持する。近年の生産量は20年が2.8%減、21年は3.2%増(速報)。
日本製紙連合会によると、21年の板紙の内需は3.9%増の1162万トンと見込む。内訳は段ボール原紙が3.7%増の914万8000トン、白板紙が3.8%増の172万2000トン等。22年の板紙内需見通しは1.5%増の1179万9000トン。内訳は段ボール原紙が1.5%増の928万5000トンと、主要品種で唯一コロナ禍前の水準を上回りそう(19年比1.3%増)。当面のピークだった1997年の水準にほぼ並ぶ。(2022/09/24調査)

段ボール・板紙の競合状況

北越コーポの今期予想は増収減益
段ボール原紙の首位は王子HDの子会社、王子マテリア。同社はライナーに強みを持つ。国内で生産能力を絞り、稼働率を引き上げて採算性を改善させる戦略を進めている。2位はレンゴーで中芯原紙が強み。ビールなど飲料用途を得意とする。3位は日本製紙。これに大王製紙や特種東海製紙などが続く構図が続いている。
石炭、重油といった原燃料や物流コストの上昇、CO2削減など環境対策費の負担増などから、化粧品や菓子の箱に使う白板紙の値上げ表明が相次いでいる。レンゴーは2月1日出荷分から、王子HD傘下の王子マテリア、北越コーポレーション、日本製紙は3月1日出荷分からそれぞれ値上げした。(2022/09/24調査)

段ボール・板紙の関連企業

王子ホールディングス株式会社
● 産業資材 段ボール原紙事業、段ボール加工事業、白板紙・包装用紙事業、紙器・製袋事業 ● 生活消費財 家庭用紙事業 ● 機能材 特殊紙...
レンゴー株式会社
板紙、段ボール・段ボール箱、軟包装製品等の製造・販売
古林紙工株式会社
印刷紙器、フィルム包装材、ラミネート加工、成型容器、商業印刷物、包装機械の製造販売
レギュラーコース月額基本料入会月無料

段ボール・板紙に関連する企業を地域から探す