日工、水素専焼バーナーを共同開発 東京ガスと 環境エネ・素材 7月7日 アスファルト合材製造設備大手の日工は、東京ガスと水素を燃料とする燃焼器(バーナー)を開発すると発表した。水素は燃やしても二酸化炭素(CO2)が発生せず、環境負荷の低減につながる。バーナーはアスファルト合材を製造するプラント向けで、2024年3月までに小型プラントで使えるバーナーの販売を目指す。 日工はバーナーの基礎設計や製造を担う。東ガスは実証設備の提供や、水素を燃やす時の安全対策、 日工、水素専焼バーナーを共同開発 東京ガスと
豪資源・エネ輸出、過去最高更新へ 石炭とLNGけん引 環境エネ・素材 南西ア・オセアニア 7月7日 【バリ島(インドネシア)=松本史】オーストラリアの資源・エネルギー輸出額が過去最高を更新する見通しとなった。豪政府が2022会計年度(22年7月~23年6月)の資源・エネ輸出額を上方修正した。3月時点では21年度を割り込む見通しだった。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、液化天然ガス(LNG)価格の上昇などが全体を押し上げる。 豪産業・科学・資源省が四半期ごとに発表する報告書の6月版によると、22 豪資源・エネ輸出、過去最高更新へ 石炭とLNGけん引
ウェザーニューズ、電力需給予報 一般向けに公開 電力不足 環境エネ・素材 7月7日 気象情報会社のウェザーニューズはこのほど、独自の電力需給予報の公開を始めた。同社が予測した電力需要と、大手電力の送配電部門である一般送配電事業者が発表する供給力のデータをもとに、需給の逼迫度を示す電力使用率を時系列で表示する。政府が7年ぶりに全国に節電要請をするなか、節電意識の醸成を後押しする。 同社のスマートフォンのアプリやウェブサイトから確認できる。毎日午前0時 ウェザーニューズ、電力需給予報 一般向けに公開
北海道電力、苦悩の9年 電気料金高騰・株価6割安 環境エネ・素材 北海道 7月7日 北海道電力泊原子力発電所1~3号機(北海道泊村)が再稼働申請してから8日で丸9年になる。電気料金は原発停止後に上昇が続き、8月分は全国で最も高い。最も安いと称されたかつての姿は見る影もない。 「電気料金の2度の値上げでご迷惑をおかけしている」。北電が6月28日に開いた株主総会で鍋島芳弘常務執行役員が答えた。北電の電気料金は一般家庭向け標準世帯で8月分が7月分より99円高い8862円に決まっている 北海道電力、苦悩の9年 電気料金高騰・株価6割安
ダイキン、ポーランドに空調新工場 脱・ロシアで需要増 関西 自動車・機械 環境エネ・素材 ヨーロッパ 7月7日 ダイキン工業は400億円強を投じ、ポーランドに空調の新工場を建設する。2024年に稼働し、省エネ性能の高い暖房機器を生産して欧州で販売する。欧州の暖房機器は化石燃料を燃やす方式が主流だ。ロシア産燃料の使用を控える動きや各国政府の脱炭素に向けた補助金によって急拡大している需要に対応する。 ポーランド中部のウッチ県に、延べ床面積11万平方メートル強の工場を設ける。電力を使って空気中の熱を圧縮して活用 ダイキン、ポーランドに空調新工場 脱・ロシアで需要増
三浦工業、商船三井と新型マイクロプラスチック回収装置 環境エネ・素材 愛媛 四国 7月7日 ボイラー大手の三浦工業は商船三井と共同で、船舶が航行中に海水からマイクロプラスチックを回収できる遠心分離式装置を開発した。商船三井が運航する自動車運搬船「エメラルドエース」に試験的に搭載した。 新型装置は遠心分離式を採用し、効率的に浮遊物を捕捉できるようにした。航行中にマイクロプラを常時回収できるよう 三浦工業、商船三井と新型マイクロプラスチック回収装置
仏トタルエナジーズ、ロシア北極圏の油田撤退 ウクライナ侵攻 環境エネ・素材 ヨーロッパ 7月7日更新 【ロンドン=篠崎健太】仏エネルギー大手のトタルエナジーズは6日、ロシア北極圏のハリャガ油田から撤退すると表明した。保有する20%の権益全てを筆頭事業者のロシア石油会社ザルベジネフチに譲渡することで同社と合意した。ロシアのウクライナ侵攻を受けてロシアでの事業を段階的に停止する方針を3月に表明しており、その一環で撤退を決めた。 トタルエナジーズはかつてハリャガ油田の筆頭事 仏トタルエナジーズ、ロシア北極圏の油田撤退
生コンの無駄減らせ 鹿島や西松建設、再資源化やAI活用 日経産業新聞 環境エネ・素材 住建・不動産 科学&新技術 7月7日 建設現場で使わずに残ってしまう生コンクリート「残コン」を削減する技術の開発が相次いでいる。ゼネコンを中心に、現場で材料をリサイクルできるようにしたり、人工知能(AI)で発注量を最適化したりする試みが目立つ。コンクリートの製造は大量の二酸化炭素(CO2)排出を伴い、無駄を減らすことで脱炭素への貢献をめざす。 建設現場で基礎工事などに使われる生コンクリート(生コン)は原料のセメントを製造する際に大量 生コンの無駄減らせ 鹿島や西松建設、再資源化やAI活用
脱炭素へ太陽光義務化 東京都に募る危機感 カーボンゼロ Think! 東京 関東 環境エネ・素材 住建・不動産 7月7日 「一生に一度の買い物」とも呼ばれる戸建て住宅を含め、あらゆる新築の建物に太陽光パネルの設置を義務付ける――。東京都が脱炭素に向けて打ち出した設置義務化の制度案は、ネット上を中心に賛否両論の議論を巻き起こした。 比較的規模の大きい建物に設置を義務付けるケースは、これまでも京都市や群馬県などであったが、個人が購入する住宅まで対象とするのは全国で初めてのことだ。 都が5月に公表した制度案は住宅を供 脱炭素へ太陽光義務化 東京都に募る危機感
風車保守点検の訓練施設、福島市で開所 国際認証に対応 カーボンゼロ 福島 東北 環境エネ・素材 7月7日 風力発電施設のメンテナンスを担う人材の育成施設が福島市で開所した。慢性的な人手不足が指摘される業界で、国際基準にのっとった訓練などを提供し、海外風車メーカーからの受注獲得に備える。8月から受講者受け入れを始める。 福島市中心部から車で北へ約30分。訓練施設「FOMアカデミー」は山あいの集落にある。廃校になった小学校を市から買い取って改装した。校庭に設置した巨大な風車のパーツが目印だ。 関連企業な 風車保守点検の訓練施設、福島市で開所 国際認証に対応