危険を伴う作業や定型作業を減らし、宇宙飛行士の仕事をもっと高度で創造的にする。そんな目的で宇宙でもロボット活用が検討されている。エクサウィザーズは、同社のAI(人工知能)技術が宇宙航空研究開発機構(JAXA)における有人宇宙拠点内クルー作業の自動化に向けた技術検討の対象に採用されたと2023年1月16日に発表した。
現在運用されている国際宇宙ステーション(ISS)で取り扱う物品の運搬作業には、視...
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枯れた技術を生かす台湾 「科技執法」で行政も効率化
「安定を旨とし会議に勤(いそ)しむ日本人、効率を旨とし断行する台湾人」。筆者はそれぞれの気質を、台湾への移住経験を基にこう捉えている。近年は台湾企業の存在感が世界的に高まっているが、その気質は行政の施策にも及ぶ。今回は、台湾の気質を象徴する先進的な交通管制を紹介する。そこには、効率の追求だけではなく、現場の労働者に対する優しさもある。 台湾の交通取り締まりの現場では、3年ほど前から人間がどんどん
編集者の視点 「Google親会社のロボ事業」など3本
今回は人に代わって作業を行うロボットや、人の暮らしに寄り添うロボットに関するトピックを紹介します。 アルファベットがAIロボット事業を終了 米Google(グーグル)親会社の米Alphabet(アルファベット)が人工知能(AI)を用いたロボットの開発を進めてきたEveryday Robots(エブリデー・ロボット)事業を終了することを決めたと、米WIRED(ワイアード)が2023年2月22日に報
英国、量子技術に10年で4000億円 AI研究用スパコンも
英国政府は、2024年からの10年間で総額25億英ポンド(約4000億円)を量子技術に投資する。民間の研究開発や投資を促進するとともに、社会実装や法規制の整備を進める。量子技術の研究開発が世界で活発化するなか、経済発展や雇用創出につながる産業として育成する狙いがある。 英国は現在、量子関連企業数や民間投資招致額で米国に次いで世界2位と、量子技術に関して先頭集団に位置する。しかし、近年は中国が量子