建設現場遠隔監視とは、カメラの画像や映像を見て離れた場所から建設現場を監視したり監督したりすることである。遠隔から現場の様子を確認できれば、わざわざ足を運ぶ必要がない。建設現場を管理・監督する業務を大幅に効率化できる。
例えば、超高層ビルの建設現場の場合、数十階ものフロアで同時に工事が進められている。作業所の所長や各現場の職長らは以前、広大な建設現場を歩き回り、持ち場の確認をしていた。自分の目で...
大東建託、建設現場をアプリで遠隔確認 移動時間削減
大東建託は2022年10月27日、同月17日から住宅の建設現場に遠隔支援アプリを導入したと発表した。タブレットやスマートフォンを通して、現場の情報を遠隔地とリアルタイムで共有。映像や音声で建物や躯体(くたい)の状態を確認できるようにした。複数の住宅を掛け持ちしている現場監督者が社内の自主検査にアプリを用いることで、移動時間を減らすなど業務の効率化を目指す。 導入したアプリは、スタートアップ企業で
宅配ロボからChatGPTまで 注目キーワードまとめ読み
NIKKEI Tech Foresightでは、さまざまな分野の最先端技術や動向、法制度などについて解説する「注目キーワード」を連載しています。今回は、この連載から最近話題のキーワードをいくつかピックアップしました。各記事に掲載している、キーワードの概要をまとめた表も便利です。どうぞこの機会にご活用ください。 歩道走行型配送ロボットとは、近距離の宅配を担う小型・低速のロボットである。近隣の小売店
清水建設、湿地再生効果をICTで見える化 維持管理
清水建設は、再生した湿地の維持管理に「遠隔臨場」など建設現場のICT(情報通信技術)を転用し、再生効果を見える化する手法を開発した。その手法の一部を使って、グリーンインフラ(GI)の機能向上につながる技術を検証する国土交通省のモデル事業に応募。採択を受け、2023年4月から現場実証に取り組み始めた。 再生湿地の維持管理に転用した主なICTは、セーフィー(東京・品川)のWebカメラ、ザクティ(大阪