千葉大学、ホウ素触媒で脱芳香族化反応 医薬品開発に

千葉大学大学院の伊藤翼氏らの研究グループは、AI(人工知能)技術を活用してホウ素触媒を用いた新たな脱芳香族化反応を開発した。金属を用いずに生物活性を有する分子群のコア骨格を構築でき、自然環境に配慮した合成法への発展が期待できる。
研究グループは、平面構造をしたフェノール環を有するジアゾ化合物をホウ素触媒と反応させた。これにより脱芳香族化反応が進行し、3次元構造であるスピロ環を有する分子へと変換さ...

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