東レと日東製網、マルハニチロのグループ会社である大洋エーアンドエフ(東京・中央)は、漁網を再資源化して再び漁網を製造・使用する「漁網to漁網リサイクル」に取り組む。製造した漁網の市場適合性や適用範囲などを検証し、2023年4月から販売する計画。循環型社会の実現と海洋プラスチックの削減につなげる。
東レは、漁網製造時に発生する端材やくずを使ったポリアミド原糸を開発した。開発品は、再生樹脂を原料の一...
東レ、エアバッグ由来の再生樹脂開発 供給体制構築へ
東レは2023年1月、エアバッグの端材からポリアミド66(PA66)をリサイクル製造する技術を開発した。2023年4月以降に本格的なサンプル製造を開始する予定だ。将来的には海外拠点でリサイクル原資を調達し、グローバルで供給体制を整える計画だとしている。 再資源化事業者のリファインバース(東京・千代田)がエアバッグ端材からシリコーン樹脂を剥離、洗浄工程を経てリサイクルした再生樹脂に対し、東レが特定
LIXIL、再生アルミ100%のビレットを量産へ CO2削減
LIXILは、リサイクルアルミニウム(再生アルミ)の使用比率が100%のアルミ合金ビレット(棒状の半製品)の量産化を実現した。第三者認証を取得し、2023年秋に発売する予定だ。低炭素型アルミ形材などの製品と併せて再生アルミの使用を増やし、2031年3月期までに全社での再生アルミの使用比率を100%に高める。 2022年から同社小矢部工場(富山県小矢部市)において、アルミ合金の代表規格である606
ヤマハ発動機、2輪車にグリーンアルミ CO2排出削減
ヤマハ発動機は、2輪車用部品の原材料に「グリーンアルミニウム」を採用した。グリーンアルミニウムは再生可能エネルギーを用いて精錬したアルミ材で、従来品に比べて二酸化炭素(CO₂)の排出量が少ない。2輪車用部品での使用は「国内初」(ヤマハ発動機)とする。 まず、大型二輪車や競技用モデルの部品の一部でグリーンアルミニウムを採用した。順次、供給量に応じて適用モデルを拡大する。同社はリサイクルアルミ材の活