「半導体の明日」では、目まぐるしい速度で変化する半導体の技術や産業構造について識者が分析し、これから進むべき道筋を示します。
前回、米国政府による中国への新たな半導体技術規制について説明した。今回は、それによって半導体・ハイテク産業にどのような影響が出るのか考察する。
自給率目標の達成が遠のいた中国
まずは、中国の半導体産業への影響を考える。世界半導体市場統計(WSTS)によると、20...
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「能動的サイバー防御」で攻撃予防 日本政府も導入へ
能動的サイバー防御(Active Cyber Defense)とは、サイバー攻撃を受ける前に攻撃者の情報を収集したりネットワークを監視したりして、攻撃からシステムを守ること。新型コロナウイルス禍やロシアによるウクライナへの侵攻を背景に、政府機関や重要インフラ企業を標的としたサイバー攻撃が増加していることを受け、各国で導入に向けた議論が進む。 日本では、2022年12月16日に政府が閣議決定した「
編集者の視点 「工事現場に曲芸ロボット」など3本
日本を含む先進国では、建設業就業者の高齢化や人手不足が課題になっています。職人の作業を代わりに担ってくれる「建設ロボット」は、果たして普及するでしょうか。国内外の動きを探ってみましょう。 工事現場でアクロバティックな動きを披露するAtlas 四足歩行ロボットの開発で知られる米Boston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)は2023年1月19日、ヒト型ロボットAtlas(アトラス)が工事
レゾナックHD、研究強化へ人事変革 組織内競争を促進
化学大手のレゾナック・ホールディングス(レゾナックHD)は市場の変化に対応できる人材を育成するため、人事制度を変革する。社員が希望部署に異動申請できる「社内公募制度」を促進し、社員のやる気や組織の改善につなげる。同社最高技術責任者(CTO)の福島正人氏に、変革の狙いについて聞いた。 ――長期的な研究開発には何が必要ですか。 変化に対応できる人材の育成だ。これから市場環境はどんどん変化していくし、