長らく経営改革に取り組んできた日立製作所が、知的財産戦略の改革に着手した。同社CIPO(最高知的財産責任者)のスティーブン・マネッタ氏は、これまで「発明ありき」だった知財戦略を、「顧客価値を高めるとともに経営リスクを軽減するもの」と再定義。事業部門/事業会社との連携を深める方針を打ち出した。
2022年12月5日開催の「研究開発・知財戦略説明会」でマネッタ氏が明らかにした。同氏は「発明ドリブン(...
アマゾンやプリファード系、家庭用ロボで攻勢 AIが鍵
荷物の受け取りに留守宅の見回り、芝刈り、プール掃除まで――。従来とは一線を画す家庭用ロボットが続々と登場している。 これまで家庭用ロボットといえば、「お掃除ロボット」や「ペット型ロボット」がほとんどだった。ところが、最近になって状況が変わりつつある。深層学習(ディープラーニング)や強化学習といったAI(人工知能)をはじめ、センサーやロボティクスなど各種技術の進化によって、より実用的な家庭用ロボッ
編集者の視点 「保険適用増える手術支援ロボ」など4本
今回はここ最近いろいろな動きがあった「手術支援ロボット」に注目しました。これまで同ロボット市場は米インテュイティブサージカルの手術支援ロボット「ダビンチサージカルシステム」の1強と言われていましたが、今後ロボットメーカー間で競争が激しくなり、市場がさらに活性化しそうです。 保険適用が拡大する手術支援ロボット 川崎重工業とシスメックスが折半出資する手術支援ロボットメーカーのメディカロイド(神戸市)
トルンプ、InPで短波長赤外レーザー 25年量産目標
ドイツTRUMPF(トルンプ)は、発振波長が1390nmの垂直共振器型面発光レーザー(VCSEL)を作製し、量産に適した再現性や動作温度範囲を確認したと発表した。発振波長が1300〜2000nmのラインアップをそろえるめどが付いたという。2025年の量産出荷を目指す。 作製したVCSELには、インジウム・リン(InP)ベースの材料を採用した。今後は、同材料のVCSELによって1300〜2000n