ホログラフィックディスプレーは、物体の映像を光の強弱や色だけではなく、位相情報、つまり光の波の振動のタイミングも「ホログラム」として記録し、それを再生する「ホログラフィー」技術を用いて、より自然な立体映像を表示できるディスプレーである。これまで実用化は難しいとされてきたが、課題解決に向けたアイデアが最近になって出てきた。
既存のディスプレーの多くは、位相情報は用いていない。これまでの3次元(3D...
AppleのARゴーグル「Vision Pro」 注目ポイント3選
米Apple(アップル)はAR(拡張現実)向けゴーグル型端末「Apple Vision Pro」を発表した。単体で動作し、現実空間にマッチするように仮想映像を空間全体に表示できることから、同社は「空間コンピューター」と呼ぶ。価格は3499米ドル(約49万円)で、2024年初頭に発売する。多彩な機能を搭載し、ノートパソコンのように職場から家庭、旅行先まで様々な場面で利用できる。使い勝手を高めるため
パスコ、文化遺産をデジタル技術で3D保存 地域振興に
パスコは、デジタル技術を用いて文化遺産を保存・活用する実証プロジェクトを開始した。2023年3月17日〜7月31日の期間、熊本県天草市や、京都大学経営管理大学院の小林潔司特任教授と共同で取り組む。文化遺産を正確に記録・保存するとともに、天草市の広報活動や観光事業などへの活用を検討する。 まず、伝統芸能「牛深ハイヤ」の踊りを撮影した動画から、モーションキャプチャーでデータを解析・生成した上で3次元
TDKなど、網膜投映方式のARグラス 24年度にも実用化
レーザーを網膜に直接投映して映像を映し出す次世代スマートグラス開発が進んでいる。TDKとQDレーザは、独自の超小型レーザーモジュールを使った、フルカラーのAR(拡張現実)グラスを開発した。ディスプレーに映像を映し出す現行のARグラスと比べて視野角が広く、人物や風景、3次元映像など解像度の高い複雑な情報を表示できる。言語翻訳やメッセージ表示で日常生活や仕事の利便性を高めたり、メタバースやスポーツ観