322万、14万6000、266万、2、20、5500億、1兆9157億――。仏ルノーとの資本関係見直しを決めた日産自動車に関する7つの数字があります。1999年の資本提携から24年。これからの競争を日産は勝ち抜けるのでしょうか。経営指標などを使ってホンダや韓国・現代自動車など世界のライバルと比較して強みと弱みを分析しました。
①322万台……世界販売台数はピーク比45%減
日産が30日に発表した...
EVシフトのホンダにくすぶるF1復帰 「製造者登録」で観測
ホンダにフォーミュラ・ワン(F1)への再復帰観測が浮上している。同社は2021年にエンジン開発から撤退し、参戦チームへのサポートも25年に終えれば完全撤退となる。それ以降は電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)に経営資源を集中させるはずなのになぜか。ホンダ関係者の動きを追った。 3月に始まった自動車レースの最高峰、F1の2023年シーズン。第2戦のサウジアラビア・グランプリ(GP)までオラクル
合成燃料を知る6つのポイント 電動化への影響は?
欧州連合(EU)は28日、2035年以降も温暖化ガスを実質排出しない合成燃料を使う場合に限り、内燃機関車の新車販売を認めることで合意したと発表した。エンジン部品メーカーには朗報だが、話は単純ではない。電動化の波に直面する自動車業界にとって一大転換になるのか。可能性と課題を6つのポイントで整理した。 ①進む実用化、ポルシェがチリで工場 独ポルシェは22年12月、チリ南部のプンタアレナスで合成燃料の
車サイバー対策、トレンドマイクロが握る不正検知技術
パナソニックオートモーティブシステムズ(PAS)や富士通、日立Astemo(アステモ)。自動車のサイバー対策を手掛ける大手がこぞって頼る会社がある。セキュリティー大手のトレンドマイクロだ。1兆円規模の車サイバー対策市場を巡る大手企業の競争が激しくなるなか、同社はこうした企業に製品を提供する裏方として存在感が高まっている。 パソコン用のウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」で知られるトレンドマイク