日産自動車と仏ルノーは30日、資本関係を見直す"リバランス"で合意すると発表した。日産は念願だったルノーとの対等な立場を勝ち取る。1999年から続く日仏連合はなぜこのタイミングで出資比率を見直し、日産にはどのような未来が待っているのか。今回の交渉はカルロス・ゴーン元会長の逮捕後に始まった。同氏が率いた日仏連合を長年取材し、両社の交渉を追いかけてきた田中暁人編集委員が同連合の行方を読む。...
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EVシフトのホンダにくすぶるF1復帰 「製造者登録」で観測
ホンダにフォーミュラ・ワン(F1)への再復帰観測が浮上している。同社は2021年にエンジン開発から撤退し、参戦チームへのサポートも25年に終えれば完全撤退となる。それ以降は電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)に経営資源を集中させるはずなのになぜか。ホンダ関係者の動きを追った。 3月に始まった自動車レースの最高峰、F1の2023年シーズン。第2戦のサウジアラビア・グランプリ(GP)までオラクル
合成燃料を知る6つのポイント 電動化への影響は?
欧州連合(EU)は28日、2035年以降も温暖化ガスを実質排出しない合成燃料を使う場合に限り、内燃機関車の新車販売を認めることで合意したと発表した。エンジン部品メーカーには朗報だが、話は単純ではない。電動化の波に直面する自動車業界にとって一大転換になるのか。可能性と課題を6つのポイントで整理した。 ①進む実用化、ポルシェがチリで工場 独ポルシェは22年12月、チリ南部のプンタアレナスで合成燃料の
車サイバー対策、トレンドマイクロが握る不正検知技術
パナソニックオートモーティブシステムズ(PAS)や富士通、日立Astemo(アステモ)。自動車のサイバー対策を手掛ける大手がこぞって頼る会社がある。セキュリティー大手のトレンドマイクロだ。1兆円規模の車サイバー対策市場を巡る大手企業の競争が激しくなるなか、同社はこうした企業に製品を提供する裏方として存在感が高まっている。 パソコン用のウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」で知られるトレンドマイク