電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)を合わせた販売台数が世界で初めて月100万台を超えた。主要14カ国でのEVやPHV、燃料電池車(FCV)の11月の販売台数は前年同月比54%増の104万5000台だった。メーカー別では中国・比亜迪(BYD)が21万8000台と5カ月連続で首位だった。EVのみでは米テスラが2カ月ぶりにトップとなった。
調査会社マークラインズのデータをもとにEV...
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トヨタ、ミライで脱炭素「全方位」 佐藤次期社長に宿題
2015年1月15日、首相官邸の前庭。安倍晋三首相(当時)は新型車のハンドルを握っていた。その1カ月前にトヨタ自動車が世界に先駆けて一般販売を始めた燃料電池車(FCV)の「MIRAI(ミライ)」だ。「水素時代の幕開けだ」。この日の政府への納車式で自ら運転して太鼓判を押した。 FCVは水素と酸素を反応させて取り出した電気を動力源に走る。走行中は水しか出ないうえ、充電に時間がかかる電気自動車(EV)
編集者の視点 「リチウム価格続落の怪」など3本
本日注目したのは「IRAの肝」と「リチウム価格続落の怪」「ウェイモの安全文書」です。NIKKEI Mobility編集長の深尾幸生が世界各地の報道などから紹介します。 IRAの肝 ロイター通信は22日、インフレ抑制法(IRA)で電気自動車(EV)補助金支給の条件となる電池調達の要件について、米財務省が来週に指針を発表すると報じました。IRAは米国など特定の国で生産した電池や電池資源を使う北米組み
東レ炭素繊維、「空飛ぶ車」で鍛える接合時間短縮 EVにも
東レが看板事業である炭素繊維複合材料(CFRP)の技術革新を「空飛ぶ車」を通じて実現しようとしている。2026年度に従来より組み立て時間を大幅に減らせる製造技術を導入する計画で、名古屋市に専用の研究施設も設ける。新機種開発が活発でメーカーも多い空飛ぶ車でCFRPの新技術を試し、航空機や電気自動車(EV)への展開につなげる。 東レはCFRPの世界首位メーカー。米ボーイングなどの航空機向けに加え、足