日産自動車の新しい電気自動車(EV)が好調だ。軽タイプの「サクラ」は日本でのEV普及をけん引し、「アリア」も部品不足も相まって納車待ちが長引く。この勢いは続くのか。インタビュー連載最終回は星野朝子執行役副社長に販売戦略を聞いた。星野氏は「(新製品には)『世界初』か『日本初』を絶対用意する」と述べ、技術力を前面に出した商品開発に力を入れる方針を明らかにした。
日産・内田社長の事業戦略「規制と為替であり方見直す」
日産自動車が電気自動車(EV)と独自のハイブリッド車(HV)「eパワー」への集中を鮮明にしている。世界の各地域が規制を強化し、為替の変動も大きくなるなか、内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は「事業のあり方を考え直さないといけない」と述べ、経営のスピードを高める必要性を強調した。 ――今後、どんな車を期待すればよいですか。 「どんどん日産らしい車がでてくる。電動化でいえば、EVはわれわれがやって
日産、新世代工場「30年に世界5拠点」 坂本副社長
【この記事のポイント】・新世代生産工場「ニッサンインテリジェントファクトリー」・EV専用工場よりHVやガソリン車などとの混流生産・コロナ禍後の需要急変にも対応 仏ルノーとの資本関係見直しを巡る協議が大詰めを迎えた日産自動車。一方、開発や生産現場では将来の競争力を左右する改革が進む。目指すは「技術の日産の再興」だ。NIKKEI Mobilityはキーパーソンへのインタビューを3回にわたり掲載する。初
日産「ノート」、電動車の国内販売首位に 22年度
日産自動車は主力小型車「ノート」の2022年度の国内新車販売台数が11万3390台と、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)など電動車の中で首位だったと発表した。20年12月に8年ぶりに全面改良してHV専用車とし、独自のHV技術「e-POWER(イーパワー)」の新世代を搭載した。HVながらEVのような特徴的な走行性能で、消費者の支持を獲得した。 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動