世界最大のテクノロジー見本市「CES」はいまや「北米最大の自動車ショー」(主催団体の米民生技術協会)となるほどモビリティー関連の展示が目立つ。日本車メーカーは不在ながら、世界各地の大手メーカーや新興勢が集まり、最新の車両や技術を訴える。次世代の主役となりそうなものや現地で関心を集めた展示を写真を中心に報告する。
①自動運転でウェイモ存在感
CES会場のラスベガス・コンベンショナル・センターの中央...
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EVシフトのホンダにくすぶるF1復帰 「製造者登録」で観測
ホンダにフォーミュラ・ワン(F1)への再復帰観測が浮上している。同社は2021年にエンジン開発から撤退し、参戦チームへのサポートも25年に終えれば完全撤退となる。それ以降は電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)に経営資源を集中させるはずなのになぜか。ホンダ関係者の動きを追った。 3月に始まった自動車レースの最高峰、F1の2023年シーズン。第2戦のサウジアラビア・グランプリ(GP)までオラクル
合成燃料を知る6つのポイント 電動化への影響は?
欧州連合(EU)は28日、2035年以降も温暖化ガスを実質排出しない合成燃料を使う場合に限り、内燃機関車の新車販売を認めることで合意したと発表した。エンジン部品メーカーには朗報だが、話は単純ではない。電動化の波に直面する自動車業界にとって一大転換になるのか。可能性と課題を6つのポイントで整理した。 ①進む実用化、ポルシェがチリで工場 独ポルシェは22年12月、チリ南部のプンタアレナスで合成燃料の
車サイバー対策、トレンドマイクロが握る不正検知技術
パナソニックオートモーティブシステムズ(PAS)や富士通、日立Astemo(アステモ)。自動車のサイバー対策を手掛ける大手がこぞって頼る会社がある。セキュリティー大手のトレンドマイクロだ。1兆円規模の車サイバー対策市場を巡る大手企業の競争が激しくなるなか、同社はこうした企業に製品を提供する裏方として存在感が高まっている。 パソコン用のウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」で知られるトレンドマイク