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全固体電池、実用化に一歩 米クアンタムが試作品を納入
電気自動車（EV）の次世代の動力源とされる全固体電池の開発が少しずつ前進している。米クアンタムスケープは20日、電池セルの試作品を自動車メーカーに出荷したことを明らかにした。21日には米ソリッドパワーが独BMWへの製造ライセンスなどの供与を発表した。全固体電池の実用化の最大の難関とされる量産技術の実現に向け、電池会社と自動車各社の関係強化が加速してきた。 EVで一般的なリチウムイオン電池はリチウ
中国50万円EVの黒子が放つ300Wh/kg電池 航続倍増も
中国電池４位の国軒高科が、安価だが性能で劣るリン酸鉄系（LFP）のリチウムイオン電池のエネルギー密度を2030年までに現行の約2倍に引き上げる。現在主流の三元系を上回る水準だ。LFPを使う電気自動車（EV）の航続距離を倍増できることになり、電池を巡る競争地図が一変する可能性が出てきた。 国軒は「50万円EV」として知られる上汽通用五菱汽車の「宏光MINI EV」にもLFPを供給するなど、安さでは
独研究所、リチウム硫黄電池開発へ EV航続距離延伸
ドイツのフラウンホーファー研究機構は硫黄を正極材に用いる「リチウム硫黄電池」の開発プロジェクトを立ち上げたと発表した。同電池はエネルギー容量をリチウムイオン電池より高められるため、次世代電池として期待されている。ドイツ連邦教育研究省が290万ユーロ（約4億2800万円）の研究費を投じ、開発を支援する。電気自動車（EV）の航続距離を伸ばす技術の実現を目指す。 開発プロジェクト「MaSSiF」は同研
