マツダの誤算 米国工場にAmazonの影、見えぬ2直化
【この記事のポイント】 ・10年ぶり米国生産の立ち上げに苦しむ ・2直生産への移行は1年遅れ、7月の予定 ・EV普及で「時間切れ」の恐れも マツダが北米事業の構造改革の総仕上げに入った。生き残りをかけ売上高の4割を占める最重要市場で事業の見直しに着手したのが2015年。ディーラー網の再編は一巡し、約10年ぶりとなる現地生産にこぎ着けた。だが、待ち受けていたのは人手不足や電気自動車(EV)シフトの荒波だ。
編集者の視点 「太陽光EVスタートアップの苦境」など3本
本日注目したのは「太陽光EVスタートアップの苦境」と「全固体電池が一歩前進」「アウディ、ソフト開発強化」です。NIKKEI Mobilityデスクの中尾良平が世界各地の報道などから紹介します。 太陽光EVスタートアップの苦境 オランダの電気自動車(EV)スタートアップ、ライトイヤーが苦境に立たされています。同社は1月27日、製造会社のアトラス・テクノロジーズへの支払いを止め、オランダの裁判所はア
EV補助金ゼロでも販売大幅増 22年、英やスウェーデン
欧州の電気自動車(EV)市場が補助金の削減傾向のなかでも成長している。欧州自動車工業会(ACEA)が発表した2022年の欧州主要18カ国のEV販売台数は153万台と21年に比べ29%増えた。英国とスウェーデンはともに22年中に購入補助金を打ち切ったが販売は大きく伸びた。「補助金頼み」とやゆされることもあるEV市場の成長余地が改めて示された。 主要18カ国のうち17カ国でEV販売が増え、イタリアだ