「ホンダの審査を通り、正式に製品を供給する資格を得ました」
2月23日、中国車載電池大手のCALB(中創新航科技)の発表が関連業界を驚かせた。ホンダの中国合弁会社が生産・販売する電気自動車(EV)「e:NP1」と「e:NS1」用として、CALBの電池が生産や品質に関する審査を受けて通過したという。
CATLと顧客争奪
ホンダは車載電池の世界最大手、中国の寧徳時代新能源科技(CATL)に出資し、同...
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中国広州汽車、EV技術で自前路線 「核心部品を制御」
中国国有自動車大手の広州汽車集団が、電気自動車(EV)事業の強化に向け車載電池やモーターなどで投資攻勢に出ている。電池工場と駆動部品「イーアクスル」工場の新設にそれぞれ109億元(約2200億円)、21億元を投じる計画を相次いで発表した。曽慶洪董事長は「核心の部品を自ら制御できるようにする」と述べ、自前路線を進める考えを強調した。 「(EVなどの)新エネルギー車の発展途上の課題を速やかに解決した
「電池600万台」CATL、車台投入で揺るがす車会社との境界
車載電池の世界最大手、中国の寧徳時代新能源科技(CATL)が猛スピードで拡大している。世界市場の3割を占める電池供給だけでは満足せず、完成車メーカーが手がけてきた車台の開発に乗り出し、電気自動車(EV)の新興企業への供給を決めた。競合を圧倒する研究開発力で業界内での存在感が一層高まる一方、自動車メーカーとの関係にはきしみも見え始めた。 電池搭載車両は600万台以上 11月13日、CATLの曽毓群
CATL、NIBから金属リチウムまで 開発1万6000人で圧倒
2月21日、福州市中級人民法院は中国車載電池3位の中創新航科技(CALB)に対して、CATLの経済損失への賠償金3580万元(約6億8800万円)の支払いを命じた。21年にCATLがCALBに対し「正極材」や「爆発防止装置」「電池カバー構造」など電池特許侵害5件を訴え、損害賠償金6億4700万元の支払いを求めていた。 世界の電気自動車(EV)向け電池で圧倒的な存在感をみせる中国・寧徳時代新能源科技