「電池600万台」CATL、車台投入で揺るがす車会社との境界

新自動車強国・中国 第1部 巨龍たちの覇権㊥
車載電池の世界最大手、中国の寧徳時代新能源科技(CATL)が猛スピードで拡大している。世界市場の3割を占める電池供給だけでは満足せず、完成車メーカーが手がけてきた車台の開発に乗り出し、電気自動車(EV)の新興企業への供給を決めた。競合を圧倒する研究開発力で業界内での存在感が一層高まる一方、自動車メーカーとの関係にはきしみも見え始めた。

電池搭載車両は600万台以上

11月13日、CATLの曽毓群...

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