トヨタ自動車は全国の販売会社が個別に借り入れていた最大約3兆円を子会社経由で一括調達する。世界の金融市場が不安定となり、有利子負債が多い販売店などは資金繰りリスクを無視できなくなっている。国内の新車販売の縮小も続くなか、トヨタグループ独特の資金の流れをカイゼンすることで販売会社の金利負担を軽減するなど販売網のテコ入れを急ぐ。
トヨタは国内の新車市場の縮小にあわせ、販売網の改革を進めてきた。202...
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「準OEM」コンチネンタル、ロボタクシーでデータ収集も
NIKKEI Mobilityは国内外のサプライヤーに関するコンテンツに力を入れていきます。自動運転などのハイテク化や脱炭素が進む中でどう生き残るのか。その方策をデロイト トーマツ グループの専門家に分析してもらう連載を随時お届けします。 世界各地で進む環境規制の強化に加え、自動運転やコネクテッドサービスなどへの対応に迫られているのはサプライヤーも完成車メーカー(OEM)と同じだ。部品業界も異業種
編集者の視点 「テスラを2分でハッキング」など3本
本日注目したのは「NEVは本格普及期に」と「強気の豪州リチウム」「テスラを2分でハッキング」です。NIKKEI Mobility編集長の深尾幸生が世界各地の報道などから紹介します。 NEVは本格普及期に 比亜迪(BYD)の王伝福董事長が中国の新エネルギー車(NEV)は「本格普及期に入った」と述べたと米ブルームバーグ通信が29日報じました。米国の乗用車市場には参入せず、自国での成長を取り込むという
バンコクショー5選 BYD310万円EV・三菱自は世界戦略車
タイのバンコク近郊で「バンコク国際モーターショー」が4月2日まで開催中だ。日系メーカーが9割弱のシェアを持つ同国で、電気自動車(EV)をテコに主役を狙うのが中国勢だ。タイのEV市場は規模は小さいものの、2022年は21年の5倍に拡大した。各社は割安な価格や多人数が乗れる車両で消費者の関心をひき、成長市場を取り込もうとしている。 ①BYD、低価格EVを投入 会場では中国・比亜迪(BYD)の展示ブー