ソニー、受け継がれた「脳×ロボット」の流儀

ソニーモビリティへの道③
「では、次にaibo(アイボ)のプロトタイプをご覧いただきます」
ソニーグループ社内で「P会」と呼ばれる社長参加の幹部会議でのことだ。かつて話題をさらった犬型ロボット「アイボ」の復活を画策するというチームのプレゼンを前に、高木一郎(当時執行役EVP)は不満げだった。
高木は不採算だったデジタルカメラを再建し、ソニーにとって長年の課題だったテレビ事業の黒字化に道筋を付けたソニー社内で自他共に認める...

NIKKEI Mobilityに登録すると、すべての記事を全文お読みいただけます