広島の町を流れる太田川水系の川沿いに立つマツダの本社工場。2つの流れに挟まれた北の端のへき地のような場所に立つ技術3号館に残された面々が後の快進撃の立役者になるとはこの時、誰も思わなかっただろう。2000年のことだ。そのチームを率いることになった人見光夫氏(現シニアフェロー)も内心で毒づいたという。
「社内で存在を忘れられた状態ですよ。たった30人で何をしろと。ふてくされていました」
マツダの経...
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