持ち時間と言われていた40分はあっという間に過ぎ、二人の会談は2時間を過ぎようとしていた。米デトロイト郊外にあるフォード・モーターの研究施設を訪れたトヨタ自動車のエンジン制御技術者、大畠明氏はフォード研究部門担当のビル・パワーズ副社長を前に熱弁を振るっていた。英語は苦手だが通訳はいない。ただパワーズ氏ももとは制御系が専門だったことが幸いした。1990年代半ばのことだ。
「このままいけばエンジンの...
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ソニー・ホンダ、車の顔にメディアバー 「本気ですか」
ソニー・ホンダモビリティの設立発表から1年。NIKKEI Mobilityは連載企画「AFEELAができるまで」をスタートします。2025年の電気自動車(EV)発売に向け、新ブランドAFEELAをめぐる動きやそれをつくる人々を追います。 「車開発者の立場から『本気ですか』と思いました」。ソニー・ホンダモビリティの車両開発企画を担当するシニアマネージャー、前島一騎はMedia Bar(メディアバー)
編集者の視点 「車購入者の半数、EVが選択肢に」など3本
本日注目したのは「車購入者の半数、EVが選択肢に」と「USスチールのEV鋼板」「スズキが豪新興と電動台車」の3本です。NIKKEI Mobilityデスクの中尾良平が世界各地の報道などから紹介します。 車購入者の半数、EVが選択肢に 米国で電気自動車(EV)がより多くの消費者にとって新車購入時の選択肢としてが浮上しているようです。米オートモーティブニュースは29日に調査会社J.D.パワーのリポー
スズキのサプライヤー、「EVで負の影響」最大 民間調べ
帝国データバンクは30日、電気自動車(EV)生産拡大で自動車大手のサプライヤーの3割が負の影響を見込むとの調査結果を公表した。メーカー別にみるとEVへの対応が遅れているスズキのサプライチェーン(供給網)に含まれるサプライヤーでは4割に上り最多となった。 帝国データバンクはトヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、SUBARU(スバル)、三菱自動車、マツダ、ダイハツ工業、スズキの自動車大手8社の商流圏企業