「気候変動の経済学(通称スターン報告)」で知られる英国の著名経済学者ニコラス・スターン氏らが脱炭素を進めるうえで必要な技術や対策をまとめた。アンモニアや水素に加え人工知能(AI)などデジタル技術の活用が不可欠としており、世界での総投資額は2030年には年間最大7兆ドル(約900兆円)に達する見通し。企業にとってはイノベーションの巧拙が問われる局面だ。
NIKKEI GXでは海外在住の専門家やジャーナリストにグローバルな動向をリポートしてもらいます。今回は欧州ブリュッセルで長年にわたり環境分野を取材しているフィリッパ・ナットール氏の寄稿を掲載します。...