JERAは、東京大学発のスタートアップのJDSCと太陽光発電の発電量を予測するシステムを稼働させたと発表した。気象データや運転実績から従来より高い精度で発電量を予測する。JERAは11月末にも国内で初めて太陽光発電を導入する計画で、同システムを発電計画に生かす。
電力は需要と供給が一致しないと周波数が乱れて停電につながる。太陽光は天候によって発電量がぶれやすいことが課題となっている。発電量を正確...
NTT、水素供給インフラの実力 地球15周分の配管に強み
NTTが通信用に張り巡らせてきた地中の配管を水素のパイプラインに使う構想を描いている。長さは地球15周分に及び、工場や病院、事務所といったほぼあらゆる施設に通じているのが強みだ。燃焼時に二酸化炭素(CO2)を出さない次世代エネルギーを供給する有力な社会インフラになる可能性がある。 実証実験で安全性とコスト検証 福島県では2022年7月以来、通信用配管内に水素を送るための専用管を通して、水素輸送に
編集者の視点 「『CO2を8割減』の製鉄技術」など3本
本日注目したのは「『CO2を8割減』の製鉄技術」と「英国が環境ラベルの誇張調査」、「代替肉の販売失速」の3本です。NIKKEI GX編集長の小倉健太郎が世界各地の報道などから紹介します。 「CO2を8割減」の製鉄技術 製鉄に使う高炉からの炭素排出を88%減らせる可能性がある製鉄技術を英国の研究者が発表したと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが24日に伝えました。二酸化炭素(CO2)を分解して
SAF原料のCO2、低温で分解 東芝が省エネ技術
東芝グループは持続可能な航空燃料(SAF)の原料を大量に作れる製造技術を開発した。二酸化炭素(CO2)を気体のまま電気分解する手法で、SAFの原料となる一酸化炭素(CO)を作る。電気を流すだけで触媒の反応をよくする電極を開発し、競合する欧州企業の技術に比べて8分の1以下の低温で分解できる。新たな原料の生産性を向上する技術として、2026年度にも実用化する。 分解スピードは1000万倍超 開発した