スマホ開発・製造大手のFCNT(旧富士通コネクテッドテクノロジーズ、神奈川県大和市)は、2025年までに同社が開発するスマートフォンに再生材などを使用すると発表した。「arrows(アローズ)」ブランドを中心に、再生プラスチックなどを採用する。国内の生産拠点では再生可能エネルギー由来の電力を使用するなどスマホの製造過程から廃棄までの過程で二酸化炭素(CO2)の排出削減を目指す。
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小米、温暖化ガス40年に21年比98%減 スコープ1・2
中国スマートフォン大手の小米(シャオミ)は、主要事業の温暖化ガス排出量を2040年までに21年比で98%超削減する目標を発表した。対象は自社の事業に由来する「スコープ1」と電力などに由来する「スコープ2」。スマホの消費電力を減らすといった低炭素技術の活用や、再生可能エネルギー発電の利用などで達成を目指す。 主要なサプライヤー(取引先)にも自社と同等かそれ以上の削減目標の設定を奨励する。 小米は売
解剖CFP 全過程の9割に「実測値×係数」、Uアローズ
原材料調達から廃棄に至る全過程での二酸化炭素(CO2)排出量を表示するCFP(カーボンフットプリント)を巡り、政府は近く算定指針をまとめる。指針作りのプロセスで示された方向性を踏まえ、セレクトショップ大手のユナイテッドアローズはカットソーで算定を実施した。海外の生産委託先とも連携し、総排出量の約9割に相当するプロセスで単なる見なし計算ではなく実測値に係数をかける手法を使ったのが特徴だ。 CFPを巡
メルカリが削減貢献量 スマホなど再利用でCO2削減25%
メルカリは自社のフリマアプリを通じたスマートフォンやパソコンといった情報通信機器の売買が、二酸化炭素(CO2)排出量を抑制する効果についての試算結果を発表した。使い終えたスマホなどを単純に廃棄するのに比べ、再利用すれば新製品の製造量を抑制できるため、CO2排出を25%減らせるという。 自社の製品やサービスに由来する排出量を指すスコープ1〜3とは別に、社会全体の排出量削減にどれだけ寄与したかを示す