食品に関連する先端技術「フードテック」を温暖化ガスの排出削減につなげる試みが広がってきた。韓国のスタートアップ、ヌビラボ(ソウル市)は人工知能(AI)や画像認識技術で残飯を分析して飲食店などのフードロスを減らし、食品の生産から流通、廃棄まで全工程での二酸化炭素(CO2)排出抑制につなげている。1月上旬に開かれた世界最大級のテクノロジー見本市「CES」への出展企業6社から最先端の取り組みを探った。...
「脱炭素法」に衣替え 4月から、目標未達で企業に指導
エネルギー消費の総量を減らす目的で定められた省エネルギー法が、4月に大きく姿を変える。電化の推進や再生可能エネルギーの活用を求めるなど「脱炭素法」としての性格を帯びる。一部の事業者に対し、非化石エネルギー使用の中期計画策定や進捗について提出義務を課し、不十分なら指導できるという規制色を濃くしたのも特徴だ。 脱炭素を見据えた姿に変容した改正省エネ法が4月に施行される。それぞれの産業にどう影響を及ぼし
編集者の視点 「ESGの株主提案、今年も多く」など3本
本日注目したのは「ESGの株主提案、今年も多く」と「航空便のグリーン基準検討」「トヨタ・愛知県が水素利用計画」の3本です。NIKKEI GX編集長の小倉健太郎が世界各地の報道などから紹介します。 ESGの株主提案、今年も多く ESG(環境・社会・企業統治)に関連した米国企業への株主提案は今年も高水準が続いているそうです。米国の非営利団体Sustainable Investments Instit
リサイクル可能なフッ素樹脂 AGC、低炭素・資源確保
AGCは半導体製造などに使うフッ素樹脂のリサイクル事業に乗り出す。耐久性や電気絶縁性が高いため幅広い産業用途があるが、製造時に電気や熱エネルギーを多く使う問題があった。循環利用ができれば省エネにつながり、温暖化ガスの排出も抑えることにつながる。半導体製造向けで2025年ごろまでに実証実験でノウハウを蓄積し、30年めどに実用化を目指す。 電力使用を抑える AGCは計3種のフッ素樹脂を手掛ける。代表