網野善彦「古文書返却の旅」

 戦後まもなく、社会史資料館の建設を目指して全国の農漁村に眠る大量の古文書が集められた。しかし、計画は財政難で頓挫。30年余りの時を経て、歴史学者の網野善彦は借用したままの古文書を返却する旅に出た。 (30日 15:30)

網野が文書の返却に訪れ、改めて調査を行った石川県輪島市の上時国家。今も整理された古文書が保管されている

  • 江戸初期に2つに分かれた時国家。通称・上時国家の屋敷は現存する近世木造民家としては最大級といわれる
  • 家紋が入った襖(ふすま)。下張りから貴重な古文書が見つかった
  • 数々の古文書が見つかった上時国家の「新し蔵」
  • 時国家は北前船も所有し、この地から日本海へ出航したという
  • 新緑にかやぶきの屋根が浮かぶ=写真 嵐田啓明