井上靖「本覚坊遺文」

 佗茶(わびちゃ)の大成者、千利休。弟子・本覚坊の手記の形で、師を追憶する物語が井上靖の「本覚坊遺文」だ。秋が深まりゆく京都で千利休ゆかりの地を訪ねた。 (22日 3:30)

茶室や茶道具店のそばを流れる堀川。水しぶきが川岸の葉をぬらす(京都市上京区)

  • 国宝茶室「待庵(たいあん)」がある妙喜庵(みょうきあん)の門前を茶会に向かう女性が通り過ぎた(京都府大山崎町)
  • 表千家の「不審庵(ふしんあん)」、裏千家の「今日庵(こんにちあん)」など、堀川通の周辺には茶室が並ぶ(京都市上京区)
  • 裏千家学園茶道専門学校の茶室を見せてもらった。実技では亭主役(左)と客役が向き合う。所作は指先まで細やかだ(写真左)。黒楽茶わんと抹茶の緑が調和する
  • 茶室「官休庵(かんきゅうあん)」のある武者小路千家の塀に夕闇が迫る。生け垣が鮮やかに色づき始めていた
  • 静かな夜を迎えた堀川。自刃した千利休の首は「一条戻橋」付近にさらされたと伝わる=写真 三村幸作

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