山田風太郎「魔界転生」

 妖術でよみがえった宮本武蔵や天草四郎らと柳生十兵衛が、息詰まる戦いを繰り広げる山田風太郎の伝奇小説「魔界転生」。ゆかりの地、奈良市の「柳生の里」はあまり観光地化が進んでいない。里のそこここに柳生一族がいた証しが残っている。 (15日 3:30)

十兵衛が植えたと伝えられる杉。40年ほど前の落雷で枯れてしまった

  • 芳徳禅寺にある柳生一族の墓所。柳生但馬守宗矩の墓が月明かりに浮かび上がる=長時間露光で撮影
  • てんぐの像と一刀石。柳生石舟斎宗厳がてんぐを斬ったと思ったら、そこには真っ二つに割れた石があったという伝説が残る
  • 公園として整備されている旧柳生藩陣屋跡。十兵衛の顔出し看板はやはり隻眼
  • 奈良の中心へ通じる柳生街道
  • 芳徳禅寺にある正木坂道場。かつて十兵衛が門弟を鍛えていた道場は戦後になって移転、再建された
  • 十兵衛の墓(右)を見守るように父宗矩の墓は建っている=写真 編集委員 三浦秀行