新美南吉「おじいさんのランプ」

 新美南吉の「おじいさんのランプ」は、みなしごの少年・巳之助がランプ売りで身を立てたものの、村に電灯がひかれ、廃業してしまうどこか切ない物語。文明開化の波にもまれながらも、たくましく生きる姿を描いている。童話の里として地元市民に愛され続けている愛知県半田市の岩滑(やなべ)地区周辺を歩いた。 (11日 15:30)

新美南吉の生家に展示されているランプ。地域に電灯がひかれたのは1914年、南吉が生まれた翌年だった

  • 南吉の家族が食事をしていた生家の小間
  • 童話に出てきそうな風景が今も残る。奥は「ごん狐」の名前の由来と考えられている権現山(ごんげんやま)
  • 物語の中で巳之助がランプを木につるした半田池。今は池の周りに電柱が立ち並ぶ
  • 桜の木に寂しく残った葉がランプの明かりのように見えた
  • コスモス畑を通り過ぎる花嫁行列。1年に1回の地域興しイベントとして8年前から続く
  • 矢勝川沿い約2キロにわたって咲く約200万本の彼岸花
  • 川沿いの手入れをしているのは地元住民の「矢勝川の環境を守る会」。童話の里に夕日が沈む=写真 小園雅之

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