妹尾河童「少年H」

 戦時中の少年の心の揺れを描いた小説「少年H」。現代の子どもたちを探して、舞台となった神戸市長田区と須磨区を歩いた。 (4日 15:30)

「少年H」が魚釣りなどをして遊んでいた須磨の海。戦時中は淡路島(奥左)の方から空襲の米軍機が飛来したという

  • 9月下旬になっても、子どもたちが海に飛び込んでいた
  • 「少年H」が通っていた小学校の周辺は、商店や工場が混在する下町だ
  • JR鷹取駅周辺には、物語に登場するキリスト教の教会や仏教の寺院などが実在する
  • 石油タンク(写真右下)の隣りにあった原っぱも、少年たちの遊び場だったという。現代は遊びも場所も様変わりした
  • 須磨の海に日が沈む。砂浜で若者が何度もダッシュを繰り返していた=写真 尾城徹雄