三浦しをん「神去なあなあ日常」

 横浜で生まれ育った主人公が高校卒業後、神去村に林業の研修生として入る物語。「なあなあ」が口癖のおっとりした村民たちに囲まれ、しだいに林業や村の魅力に引き込まれてゆく。神去村のモデル、三重県津市美杉町を訪ねた。 (9日 15:30)

奈良県との県境に接する美杉町は山深い。山道を登るとススキの穂が風に吹かれていた

  • かつての勢いはないものの美杉は林業の町。木材市場にはたくさんの材木が集められていた
  • 美杉町で「スローな林業」を営む三浦林商の作業現場を訪れた。朝日を浴びたたき火の煙が森に立ちこめる
  • 作業に入る前、おもむろに体操が始まる
  • 作業員3人が連携し、間伐した杉を森に張り巡らせたワイヤーに結んで下ろす
  • 昼休み。採れたてのシイタケをたき火であぶってくれた。塩を少し振るだけで味は最高
  • 主人公の研修場所として描かれている丹生俣地区に朝霧が立ちこめる
  • 集落から山への入り口付近には山神を祭ったほこらがあった=写真 小園雅之