コロナ克服、助け合いで 写真で見るタイの新風景

 新型コロナウイルスの感染拡大で非常事態宣言が発令されたタイで、収入が減り困っている人を寄付などで助け合おうとする動きが広がっている。同国では人助けで徳を積むことが美徳とされ「タンブン」と呼ばれる。敬虔(けいけん)な仏教国に生まれた共助の風景を写真で追う。 (8日 6:00)

配布された無料の食品を手にする低所得者(5月29日、バンコク)

  • 新型コロナの影響で閉店した飲食店を改装した、無料の食料品雑貨配布所「コンビニギフトストア」。建物のオーナーが知り合いに寄付を募り品物を集めた(5月29日、バンコク)
  • 毎週金曜日に開店。生活困窮者は一人3分間で好きな商品をバスケットに入れ持ち帰れる
  • 5月初旬、路上に置かれた棚に食品や衣料品などを寄付する活動が始まった。当初は5カ所だったが全国に広がり、現在は約1400カ所に(5月12日、バンコク)
  • インスタント麺、卵、豆乳、おむつ、ナッツ、水など、様々な物が詰め込まれる。生活に困った人が必要な分だけ持ち帰る仕組み
  • 大規模な食料配給所も作られた(4月29日、バンコク)
  • 列に並ぶ人が、配給される食料をじっと見つめていた
  • 新型コロナの感染拡大による景気悪化で生活困窮者が急増。バンコクの公園でホームレス向けなどの配給が始まった。無料配給を示すボードを持つボランティアの子供(4月21日)
  • 食事の配給を待つ子供が横になっていた
  • 移民労働者への寄付の動きも。食料品が届けられ、タイ流のあいさつ「ワイ」のポーズで感謝を伝えるラオスからの労働者(右)=5月20日、バンコク
  • チャンスック・カムパチットさん (22、左)は手取りが減り困っていた時、インターネットで見つけた団体に寄付援助の依頼をしたところ食料などが届けられた。「異国の地での助け合いに心が温まる」と話した
  • 失業者が急増したことから、政府は生活困窮者向けの施設を開設した(5月29日、バンコク郊外)
  • 施設で生活するタウィープ・ジャイクラーさん(53)は廃品回収で生計を立てていたが、新型コロナで仕事が減り生活は様変わりしたという。施設に入り「これで安心だ」と安堵の表情を浮かべた=小高顕撮影

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