がれき処理施設解体始まる

 東日本大震災から2年半が過ぎた。環境省によると7月末時点で、推計1060万トンあった宮城県の震災がれきのうち約85%にあたる909万トンが処理された。そして、同県初となる震災がれき処理施設の解体が9月2日、気仙沼市の小泉地区で始まった。焼却施設の火が落とされ段階的に解体されていき、来年3月末までに元あった田んぼや畑などに戻される。共同企業体の1社として業務に当たってきた大成建設の担当者は「原状復旧に向け、最後までしっかりと取り組みたい」と話す。 (16日 6:00)

施設内では一部の屋根が外された

  • がれきの焼却作業は24時間体制で行われた。同施設では約29万トンが処理された
  • かつて田んぼや畑が広がっていたこの場所は津波で大きな被害を受けた
  • がれきの分別をする作業員たち。9月中には作業が終了する見込みだ
  • 作業完了を迎えるにあたり、希望者には就職支援の相談会が開かれる
  • 施設の解体が一部で始まったとはいえ、被災地にはまだまだがれきが残る。しかし、同施設を担当する宮城県の職員の堀籠洋一さんは「震災前の水田などがあった環境に戻して、少しでも復興する姿を見てもらいたい」と前を向く
  • 稼働中、焼却施設から立ち上る水蒸気(8月28日、写真上)と焼却が停止した同施設。解体に向け、作業が始まった(9月4日、宮城県気仙沼市)=写真 小川望

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