南相馬で太陽光発電学ぶ

 東日本大震災後に新設された太陽光発電の体験学習施設「南相馬ソーラー・アグリパーク」(福島県南相馬市)で7月24日、サマースクールが開校し、近隣の小学生たちが参加した。太陽光パネルを検査したり、パネルの向きを変えて発電量の変化を測定したりと体験しながら学ぶことができる。既に地元小学校7校の児童200名以上が総合学習として同パークで学んだ。職業体験型テーマパーク「キッザニア」がプログラムで協力しており、子どもたちが、全員制服を着用するのも特徴。法律家や医師による講義を中心とした大人向けのサマースクールも同時開校し、市民の「学びや」としての役割も担う。 (25日 0:01)

南相馬ソーラー・アグリパークのサマースクールに参加した子どもたち(7月24日、福島県南相馬市)

  • 自然エネルギーについて子どもたちに教える同パーク代表の半谷栄寿さん(60、左奥)は、同市小高区出身。東京電力に勤めJヴィレッジ建設にも関わった。2010年に新規事業担当の執行役員を最後に退任した半谷さんは「今回の事故の責任の一端を痛烈に感じている」と、復興支援や現地の子供の教育を目的に施設を立ち上げた
  • 「あっ、分かった」。渦巻きを作ると容器の中で水がスムーズに流れていく。これが自然エネルギーだということを知る
  • ずらりと並んだ2016枚の太陽光パネル
  • パネルの角度と方向をハンドルで調整することで発電量が変わることを調べる。「ハンドルを回したい人はいる?」という指導員の言葉に先を争うように列を作る
  • 当日はあいにくの曇り空だったが、雲間の太陽に向けてパネルの角度を合わせてみる。発電量を示す数値が100ワットを超え、歓声があがった
  • 体験学習後は全員でサンドイッチを作って食べる。中に挟むサラダ菜とホワイトセロリは、併設の植物工場(写真左)で、早朝取れたばかりの野菜だ。8月末まで毎週水曜日と日曜日に開催予定。問い合わせはhttp://minamisoma-solaragripark.com/ まで=写真 小林健