サグラダ・ファミリア 「永遠の未完」最終章へ(写真特集)

「永遠の未完」に終わりが近づいている。スペイン・バルセロナで140年近く建築が続く、サグラダ・ファミリア教会。アントニオ・ガウディの設計模型は内戦で失われたが、夢は奇跡的に受け継がれ、急速に形を成しつつある。2026年の「完成」を目指す現場を歩くと、そこには希代の建築を巡る職人や住人たちの喜びと葛藤があった。 (6日 12:15)

ガウディ没後100年の節目となる2026年に、全18塔を含む「基本構造」が完成するという=井上昭義撮影

  • 森をイメージした礼拝空間にはステンドグラスがはめこまれ、木漏れ日のように幻想的な光が差し込む
  • 教会上部に組まれた足場からは、市民の暮らしが息づく碁盤の目のような街並みが一望できた
  • 19世紀にできた新市街に浮かび立つ。教会としては高さ世界一となる中央部の塔も姿を現しつつある
  • 公園を挟んで向かいにある集合住宅では、窓越しに教会の顔である「生誕のファサード」が飛び込んできた
  • 以前は完成まで200~300年はかかるといわれていたが、完成率は全体の70%を超えた
  • 新技術を導入することで作業が劇的に早まった。伝統的な手作りの石こう模型に代わって3Dプリンターを活用している
  • 建築チームの最古参である日本人彫刻家の外尾悦郎さん。1978年に単身スペインに渡り、今では芸術工房監督を務める
  • 外尾悦郎さんの彫刻「ハープの天使」は、ガウディ生前にできた古い装飾に調和していた
  • 詳細な設計図が失われた教会の建築に、40年以上にわたって取り組んできた。行き詰まったときは、決まって地下礼拝堂に眠るガウディの元を訪れる

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