福島の汚泥処理

 福島県郡山市の県中浄化センターには1万2千袋以上の下水の脱水汚泥が並んでいる。福島第1原発の事故直後、1キロ当たり2万6400ベクレルのセシウムが検出された。現在は358ベクレルまで下がったが、セメント工場に引き取ってもらうには100ベクレルを下回らなければならない。1日に10トンの汚泥が増え続けているが、環境省が焼却施設を建設しており、9月には稼働する予定だ。 (22日 22:03)

脱水汚泥が入った袋が大量に並ぶ。保管量は約2万3000トンに及ぶ

  • 汚泥を袋に詰め込む作業員。1日に80トンの汚泥が発生し70トンを溶融処理するが、残りの10トンが毎日増え続ける
  • 70トンの脱水汚泥を溶融処理すると2トンの溶融スラグが発生する。原発事故直後は高いセシウムが検出されたため、昨年12月にコンクリートで密閉した。ゆくゆくは中間貯蔵施設に運ぶ予定だが、現在も建設場所は決まっていない
  • 震災直後は袋詰めする余裕がなかった。袋詰めしていない汚泥は土で覆って保管し、大型の土のうで飛散を防止している
  • 環境省が敷地内に建設を進める焼却施設。8月下旬に完成し、9月に稼働する予定だ。1日に90トンの処理能力があり、保管された汚泥は徐々に減っていくことになる(3月22日、福島県郡山市)=写真 今井拓也

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