南三陸町の新モアイ像がお披露目

 東日本大震災からの復興を目指す宮城県南三陸町の人たちを励まそうと、チリのイースター島の住民が造ったモアイ像が5月に同町に寄贈されるのを前に、特別展示が3月20日、東京・丸の内の丸ビルで始まった。 (20日 23:23)

初めて披露された高さ3メートルのモアイ像

  • 南三陸町とチリは、1960年のチリ地震津波からの復興をきっかけに交流が始まり、91年にはチリから同町にモアイ像が贈られた(左、2010年5月)。防災のシンボルとして親しまれていたが、東日本大震災の津波で損壊(右、2011年3月)。チリ政府は復興を支援しようと、新たな像の寄贈を決めた=写真はいずれも志津川高校提供
  • 震災の前年に始まった町おこし「南三陸モアイ化計画」を続ける地元の志津川高校の生徒らが除幕した(3月20日)
  • 「モアイ化計画」に1年間取り組んできた3年生は「壊れた像とは違うけれど、どこか懐かしい。私たちのためにイースター島の人たちが造ってくれた像とようやく会えた」と感慨深げ。「新しい像を見に多くの人に南三陸に来てもらうことで、町の復興が進んでほしい」と願いを込めた
  • 震災前まで部活動の遠征などで活躍していた町民バスを復活させるため、生徒がデザインしたキャラクターが描かれた缶バッジでの募金活動も行われた
  • 南三陸町の人たちへの応援メッセージを書く女の子
  • 会場では、南三陸町の復興グッズやかまぼこ、チリのワインなど特産品を販売。売り上げの一部を被災地に寄付する
  • 展示は3月28日まで。5月2-9日には大阪市の「グランフロント大阪」でも展示され、5月25日に南三陸町で寄贈・開眼式が行われる=写真 浦田晃之介