梅田貨物駅 138年の歴史に幕

 JR大阪駅北側にある梅田貨物駅(大阪市北区)が3月15日、物流拠点としての138年の歴史に幕を閉じた。1987年に国鉄民営化で売却が決まっていた大型案件だ。周辺で進む再開発を横目に、駅は国鉄時代から変わることなく稼働し続けてきた。 (15日 21:06)

国鉄時代に使われていたコンテナ

  • 高層ビルに囲まれた梅田貨物駅。広さ17ヘクタールの一等地だ(右はJR大阪駅)
  • 昭和36年の梅田貨物駅(写真上部)。高度経済成長期には「東の汐留、西の梅田」とうたわれた
  • リフトが走行する駅構内。後方の再開発地区「グランフロント大阪」は4月26日に開業する
  • さびた標識や鉄柱、線路が歴史を感じさせる
  • 最後の駅長となった成宮禎治さん(53)。「かつては汽笛が常に鳴り響いていた。駅は長年大阪府民の縁の下の力持ちとして役割を担ってきたのでさみしい」と話す
  • 営業終了の式典で「さよなら列車」を前に花束を受け取る成宮駅長(手前)ら
  • 梅田貨物駅では年間110万トン余りの貨物を扱ってきた。「タンタンタンタン」という音を残して列車が旅立っていく
  • 名残惜しそうにビデオカメラを回す職員も
  • 3月16日からは吹田や百済の貨物ターミナルに機能を移す。2年程度かけて更地にした上で再開発される=写真 伊藤航