被災地でiPad教室

 情報セキュリティー大手のトレンドマイクロが、宮城県気仙沼市で継続的にiPad教室を開催している。「IT企業が被災地でできることは」と考え、一般的なボランティア活動と併せて気仙沼図書館にiPadを寄贈。図書館と共催で使い方などを教えている。普段は図書館や学校などで教室を開いているが、10日には津波で被災し、その後再建した市内の寺院「地福寺」で開催した。 (13日 22:00)

iPadを使って衛星写真で自宅周辺を見る参加者。この日は小学生向けの部に6人、大人向けの部に7人が参加した

  • 普段は法事などが行われる地福寺の「多目的ホール」でiPad教室が行われた。スクリーンの後ろには仏具が置かれている
  • トレンドマイクロの社員が参加者一人ひとりに講師としてつき、電源の入れ方から丁寧に教える。iPadに初めて触ったという参加者がほとんどだった。近隣には家電量販店も少なく、目にする機会もあまりないという
  • 母親と参加した穀田こころちゃん(小2)はiPadで写真を撮ってもらった後(写真右)、ピアノのアプリでベートーベンの「第九」を披露。「本物のピアノより鍵盤の間隔が小さいので弾きやすかった」と笑顔で話す
  • カメラ機能を使う大人向けの部に参加した氏家由美子さん(58、右)。「初めて触ったけれど、私のようなおばちゃんでも簡単に楽しめた」と笑顔が絶えない
  • 大人向けの部の最後には、しっかりとインターネット詐欺に関する座学が行われた
  • 地福寺の窓の向こうには、津波の被害を受けて更地になったままの土地が広がっていた(10日、宮城県気仙沼市)=写真 塩山賢

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