8割液状化 浦安市のいま

 市の面積の86%が液状化被害に見舞われた千葉県浦安市。震災発生から2年が過ぎようとしている今でも傷痕が残る。市内のいたるところで復旧工事が続き、災害に強い街を目指す取り組みが進められている。 (3日 19:04)

液状化で飛び出した公園駐車場のマンホール。周辺では災害モニュメントの工事が進む(1月22日、千葉県浦安市)

  • 液状化で噴き出した大量の土砂が山を築く。護岸工事などに少しずつ利用しているが、簡単には減らない(1月10日)
  • 下水道、水道管、ガス、道路――。様々な工事が市内の各所で続く。地下の深いところから順に行うため、一度には終わらない。ひととおりの工事が済んで道路の高さが決まらないと、住居の補修もままならない(1月)
  • 災害時の避難場所となる学校施設にも重機の音が響く。市立入船中学校では、液状化が起きたグラウンドの地盤改良工事が行われている。部活動などで不便を強いられるが、3月中旬には終了し、校内の復旧作業は一段落の予定だ(1月22日)
  • 運動公園は民間企業による液状化対策工法の実証実験の場となった。住友林業のグループは、薄い鋼板で住宅直下を囲って地盤の流出を防ぐ方法に取り組む。1戸あたり200万円程度を目安に、施行コストを抑える工法を模索した(1月10日)
  • 海に面した公園では、液状化による土砂で作った土台に、潮風に強いタブノキなどが植樹された。この先長い年月をかけて成長する樹木は、公園の緑化とともに防風林や防潮林の役割を果たすこととなる(2月1日)=写真 佐光恭明

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