大阪こてこて巨大看板

 思わず見入ってしまう、本物そっくりの巨大な看板。強烈なインパクトを放つ「作品」はどうやって生み出されるのか。大阪府八尾市の専門業者の工房を訪ねた (22日 15:00)

午前2時、大阪市内の繁華街。人通りが少なくなった路上で、ギョーザの看板の設置作業が行われた(大阪・道頓堀)

  • 「ギョーザ」の原料は発泡スチロール。熱線で切ったあと、包丁でずばずばと削っていく。仕上げの作業ではナイロンたわしが活躍(大阪府八尾市のポップ工芸)
  • 発泡スチロールのままでは強度がたりないため、表面を繊維強化プラスチック(FRP)でコーティングする
  • 塗装作業は職人の腕の見せ所。塗料をスプレーガンで吹きつけて焦げ目を再現する。境界をはっきりさせ、濃淡を実物より濃いめに付けるのがコツという。作り始めてから約2週間で完成
  • 工房では様々なサンプルが来客を迎える。制作は全てが手作業。何でも作れるが「図面通りの精密作業は逆に難しい」という
  • 食い道楽の街、道頓堀かいわいを歩くとポップ工芸の手掛けた看板があちこちに
  • ユニークな造型がひときわ目を引く
  • ギョーザの看板は、2時間かかってようやく設置が完了。道行く若者から「うわー、でか」と感嘆の声が上がっていた。ドバイなど海外からも制作の依頼があるという=写真 玉井良幸