中部の逸品・和ろうそく

 ものづくりが盛んな中部地方には品質にこだわった数多くの逸品がある。愛知県岡崎市の和ろうそくは「三州岡崎和ろうそく」として県の郷土工芸品に指定されている。制作現場を公開している松井規有さんの工房を訪ねた。 (24日 18:00)

和ろうそくを作る木ろうの原料となるハゼの実

  • 和歌山県産の高級木ろう。これを炭火で溶かして使う
  • イグサ科の燈芯草(上)の髄(下)を、筒状にした和紙に巻いて芯を作る
  • 和ろうそくの芯
  • 木ろうを炭火で溶かし、カシの木の棒でこねる
  • 芯の部分に棒を通し、その上から何十回もろうを塗り重ねてゆく。すべて手作業だ
  • 途中、鉋(かんな)で形を整える
  • 規定の重さになるまで、さらに塗りを重ねる
  • 仕上げ用の木ろう(和歌山県産)を錬る松井規有さん(63)
  • 材料はすべて植物性の天然素材。3代目の松井さんは昔ながらの作り方を守る
  • 仕上げの上掛け塗り。松井さんの作る和ろうそくは燃焼時間の長さ、たれにくさ、炎の形などにもこだわる
  • 炭火で温めた包丁でろうそくの上下を切る
  • 芯が出てくる
  • 数日かけて完成させた和ろうそく
  • 約30センチ、200匁(もんめ、約750グラム)の完成品を持つ松井さん
  • 芯のまわりにはバウムクーヘンのような模様。「これが本物を見分けるポイント」と松井さん
  • パラフィンを使ったろうそく(左)と松井さんの和ろうそく。炎の形、色、明るさ、ゆらぎなどに味わいが出る=写真 小園雅之

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