学生がハッキング競う

 学生がハッキング技術を競う「SECCON(セキュリティーコンテスト)」が、11月3、4日、奈良先端科学技術大学院大学(奈良県生駒市)で開かれた。「旗とり合戦」という競技で、情報セキュリティーの技術をチーム戦で競う。こうした大会は米国では20年前からあるが、日本では今年から。2月に福岡県でスタートし、今回が3回目となった。 (25日 2:00)

関西や東京から5チーム20名が参加した「SECCON」奈良大会

  • ファイル解析、ネットワークなどについての17の問題に挑み、チームの総得点を競う
  • 日本のサイバー関連予算は米国と20倍の開きがあり、出題や運営も日本を代表する技術者たちの「手弁当」だ。実行委員を務めるサイバー大学准教授の園田道夫さんは「競技という入り口から人材を発掘できれば」
  • 「訳わからん」「このアプローチもだめかあ」。頭を悩ませる学生たちの悲痛なうめき声が会場に響く
  • 疲れがみえる学生たちに栄養ドリンクのサービスも。怪しいブレンドに受け取る側も苦笑い
  • 大会2日目の午後3時。約10時間に及ぶ激闘を制したのは灘中・高等学校(兵庫県)のパソコン研究部チーム(奥)。2位の大学生チームに大差をつけての優勝だった
  • 大会後の記念撮影を終え談笑する参加者。最年少の小池悠生君(13)は「解けなかった問題があり悔しい。帰ったら(学校の)宿題はやらずに再挑戦する」と会場の笑いを誘った。11月中旬には、国が初めて主催する社会人向けの大会が開かれた。国を挙げてセキュリティー技術者の養成に取り組む各国。その潮流に後れをとるまいと日本は養成に動き出したばかりだ(11月4日)=写真 柏原敬樹

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