被災乗り越え、セラピー犬へ

 東日本大震災で飼い主と離ればなれになり福島県で保護された犬たちが、セラピー犬になる訓練を受けている。「一人前」めざし、国際セラピードッグ協会の施設(千葉県松戸市)でトレーニングを積む個性あふれる面々を<ほっとニュースPhoto>の本編に併せ紹介する。 (25日 6:30)

老人ホームでおとなしくタッチされる「日の丸」(柴系雑種、オス、推定2歳、福島県いわき市で保護)。抱っこされるのも大好きで、リラックスしてそのまま寝てしまうことも(東京都中央区)

  • 待ちに待った夕ご飯を十数秒で食べ終えた「日の丸」。勢いよく食べたため、ケージから飛び出した1粒のエサに必死に手を伸ばす。格闘むなしく、ハンドラーのお姉さんに拾ってもらった(千葉県松戸市)
  • 訓練所の応接室でくつろぐ「チロ太」(ゴールデンレトリバー、オス、8歳、福島県内で保護)。のんびり屋。巨体を揺らしマイペースに毎日を過ごしている(千葉県松戸市)
  • 新入りの「秋姫」(秋田犬系雑種、メス、推定3歳、福島県玉川村で保護)。「警戒心がやっと取れてきた。いいセラピー犬になれそう」(ハンドラーの馬場美智代さん)。ボール遊びが大好き(千葉県松戸市)
  • ケージの中で立ち上がり外を見つめる「きずな」(雑種、メス、推定2歳、福島県二本松市で保護)。庭遊びを終えて戻ったけど「まだまだ遊びたい」(千葉県松戸市)
  • 老人ホームでなでてもらい、うっとりする「きずな」。施設にやってきたときは、人前へ出るのが苦手な様子だったが、今では人に興味をもって近づいていく(東京都中央区)
  • 元野犬のきょうだい「福」(手前、雑種、オス、推定2歳、福島県いわき市で保護)と「幸」(メス、推定2歳)。内弁慶でやんちゃな性格の2匹。人に飼われた経験がないため警戒心が強いが、ようやくスタッフにはなれてきた(千葉県松戸市)
  • 見知らぬカメラマンを前に警戒する元野犬の「金次」(雑種、オス、推定1歳、福島県いわき市で保護)。被災して放浪していた飼い犬から生まれたとみられる。この後、後ずさりしスタッフの後ろに隠れてしまった(千葉県松戸市)
  • 車いすに付き添って歩く訓練をする「ムサシ」(柴系雑種、オス、推定3歳、福島県いわき市で保護)。発見時、狩猟用のわなのようなもので足を切断しけがをしていた。今では傷も癒え、走り回れるようになった(千葉県松戸市)
  • 散歩に出る「ムサシ」。1本の足を切断しているが元気に飛び出して行った(千葉県松戸市)=写真 井上昭義

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