サケ漁再開へ捕獲調査

 福島第1原発事故による警戒区域が8月に解除された福島県楢葉町で、サケの遡上がピークを迎えている。全国有数の遡上量を誇る木戸川では、サケ漁再開に向け、モニタリング調査のための捕獲が始まった。 (9日 16:32)

段差を飛び越えて上流に向かうサケ。震災前は、多い年で10万匹ほどを捕獲していた(11月7日)

  • 秋晴れの下、木戸川漁業協同組合の漁師たちが網を引いて川を進む(8日)
  • 「合わせ網」と呼ばれる伝統の漁法。あらかじめ下流に張っておいた網と、上流から引いてきた網を合わせてサケを捕まえる
  • 網から引き上げられたサケが身を反らせる。放射性物質を調べる検査は町の公民館といわき市の水族館「アクアマリンふくしま」の2カ所で行われる
  • 「アクアマリンふくしま」に検査を依頼するオス、メス3匹ずつをビニール袋につめる
  • 町の公民館で検査するサンプルは、筋子、白子、切り身とさばいてから持ち込む
  • 調査のための捕獲はこの日が3回目。これまでに放射性物質は検出されていない
  • 震災後、手つかずのままになっているふ化場。1千万匹以上の稚魚を毎年放流していたが、2年続けて中止せざるを得なかった。このままでは、従来のような漁獲量は確保できない
  • 大海を泳いだサケが川に戻るまでおおむね4年。同漁協では「サケの安全性を確認したうえで、1日も早くふ化事業を再開したい」としている(8日、福島県楢葉町)=写真 佐光恭明

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